穏やかな日曜日
2020年4月12日
もしこの状況でも競馬やってるんなら今日は桜花賞だな、と思いながら起きた朝。
新型コロナウイルスの影響で、競馬場にはお客さんを入れずに競馬を行っていたけど、緊急事態宣言が発令されてるこの状況、ひょっとしたら開催中止になってしまってるのかな？と思っていた。
ここ一般病棟は身内の面会は短時間だけ許されていて、昼の1時から面会出来るようだった。今日は日曜日でもあり、病室の患者さんのご家族が面会に訪れていた。
カーテン越しから推測すると、自分の真向いにいる患者さんには娘さん、そのお隣の患者さんには患者さんの奥さんと息子さん、自分のお隣の昨日入院してきた患者さんには娘さんと恐らくその娘さんのお子さんであるお孫さん、が来ていたみたいだった。ご家族の方との話のやり取りを聴いてると、患者さん達が嬉しそうなのが伝わってくる。身内はいても家族はいない自分にとって羨ましくもあり、また微笑ましくも思えた。穏やかな他の患者さん達の日曜日の中、こんな体になってしまって流石にもう縁も消えたなと思うと、少し寂しい日曜日になった。
